![]() 着火しない、燃料が出ない/出過ぎ|近藤鉄工製ストーブの場合
事例1 新潟県加茂市Yさん <ペレットタンクに引火する>(1)概要 火力の勢いがなくなり、メラメラと燃えるようになって、ペレット燃料の送りすべり台からタンク内に火が回りはじめた。このころには上部ペレットタンクの蓋の隙間から煙がでてきた。ペレット燃料の送りすべり台からは、火のついた燃料が送り出されてきた。異常燃焼の様子を写真1に示します。
(2)トラブルの原因 このトラブルは、事例14のトラブル原因であるコンデンサーの破損が原因です。コンデンサーの役割は一時的に電気の充電・放電を行なうことですが、コンデンサーが破損されたことによってファンが正常に作動せず、燃焼に異常を引き起こしたものと考えられます。要因⑥に該当します。
(3)対策 トラブル事例14に準ずる
事例2 長野県御代田町Hさん <うまく着火しない>
(1)概要 ペレットストーブの着火のときに、点火せず燃料が燃焼ポットに溜まっていく状況が朝から4回続いています。燃焼ポット周辺をお掃除したので点火棒(着火ヒーター)の位置とポットの取り付け位置が正しいのか不安です。
(2)トラブルの原因 正常な位置にストーブの燃焼ポットがセットされていなかったため、着火ヒーターとの取り合いが悪くなり、火がつかなかったことが考えらます。 また、掃除不足により着火に必要な空気もうまく取り込めなかったため、なおさら火がつかなったものと思われます。このような状態でもし燃焼がはじまった場合は、異常燃焼となり、数時間後にはトラブル事例1のような現象となっていくことが予想されます。要因⑥に該当します。 写真3は間違った燃焼ポットの位置、写真4の矢印内が正常な位置となります。写真5は、燃焼ポットの受け台です。
(3)対策 燃焼ポットの位置を正しい場所に戻し、併せて燃焼ポットの受け台周辺の掃除をし、使用者ご自身で解決しました。
事例3 東京都調布市Nさん <燃料が供給されない>(1)概要 ペレット燃料が燃焼ポットに落ちてこなくなった。手動モードで強制的に落下させようとしてもダメだった。写真6、7のように粉が詰まっているけれど、それが影響してるのかしら?
(2)トラブルの原因 ペレットを燃焼ポットへと送るための部品(バネ)の溶接が写真8のように剥がれてしまい、燃料を送る機能の不作動が原因でした。ペレット袋に入っている成形固化されていない屑がバネの根元にからまってしまったこと、また、バネの溶接強度不足も考えられます。要因①、②に該当します。
(3)対策 メーカー側での溶接方法を変更しました。現在、燃料送りの機構の改善も検討しています。
事例4 千葉県木更津市Nさん <ペレットを変えたら燃焼が悪くなった>(1)概要 こんにちは。D社で購入したホワイトペレットです。B社ではないのですが、多分、ペレット工場は同じかと思います。1月中旬、ペレット購入時、ペレットの製造工場が定期点検で納入が遅れるということがD社とB社双方にありました。燃焼が悪くなったのは工場点検前後の燃料あたりからですかね??はっきりとは覚えていませんが。
(2)トラブルの原因 燃料メーカーが原料の樹種を変更したことにより、ストーブ内の空気量が不適切となったことが原因であると思われます。燃料に関するトラブル及び機器と燃料との相性に関してのトラブルです。要因②、③に該当。
(3)対策 このストーブの機種には、空気量を調整するダンパーがついていますが、その調整の許容では対応ができませんでした。
事例5 福島県伊達市Wさん <製造者によりペレットの特性は違います>(1)概要 我が家のペレットストーブは、張り切って活躍してくれています。
実は使いはじめのころに、燃焼皿(ポット)がペレットであふれそうになった経験が私にもあります。ペレットの調節つまみは中ぐらいだったでしょうか。
私が思う原因は、固まった灰が燃焼皿に残り網目が詰まったまま点火したため、燃焼がうまく行かなかったようです。現在、二社のペレットを試していますが、燃え具合がやはり違います。E社ペレットは灰が固まりやすい(クリンカーって言うんですか?)特徴があるみたいです。
(2)回答 ストーブ使用者のWさんがおっしゃるとおり、ペレットストーブの燃焼は、材料の木の状態や種類(樹種)によって差がでてきます。そのあたりの加減が木を燃やす=ペレットストーブを使用していくときの難しさだと思われます。
事例6 茨城県古河市Aさん <燃料が溜まりやすくなった>(1)概要 最近、以前よりも燃料が溜まってくるような気がします。ダンパーの使い方は変わっていないのですが・・・。燃料の種類は同じです。
(2)トラブルの原因 燃料が溜まってくる原因として考えられることは、これまで見てきたように、(a)ストーブと燃料との相性が合わない、(b)お掃除不足、(c)燃焼室の空気量調節不足 の3点が挙げられます。Aさんの場合、燃料はストーブメーカー推奨品、お掃除のコツやダンパーの調節も理解されていて、原因の追究が難しいケースです。 ストーブ販売店がメンテナンスを行なったところ、写真10のようにファンに埃が溜まっていてファンの性能を低下させていたことが原因であると考えられています。 また、写真12のように排気筒のなかにも灰が多少溜まっており、排気への抵抗になっていたことも原因の1つと考えられます。
(3)対策 ストーブ設置業者が細かいメンテナンス方法を使用者に教えて、適宜お掃除ができるようにお願いをしました。
事例7 長野県長野市S施設 <燃焼ポットに燃料が溜まる>
(1)概要 使いはじめて5時間くらい経ってくると燃料が溜まってしまいます。燃焼ポットは掃除しているけれど、ダメですよ!
(2)トラブルの原因 このケースも排気筒に燃焼灰が溜まっていたことが原因でした(写真14、15、16)。 S施設の場合、エルボ90度の排気筒を使って2メートル程排気筒を立ち上げている施工スタイルとなっているので、まっすぐな施工スタイルに比べて燃焼灰は溜まる傾向にあります(写真15、16)。
(3)対策 現状ついているエルボ90度は灰のお掃除がしづらいので、お掃除がしやすいT曲がりエルボに変更することをストーブ販売店が提案していく必要があります。
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